ジャンル|時代・造形物

ヒトごろし 上

京極夏彦 (新潮社)

造形制作はMIDOROさん。
造形作品を装幀に使うのが慣例となっている京極作品の文庫装幀ということで、土方歳三の立体造形を採用することに。クールで独特な色気のある男性の立体造形を数多く手掛けられているMIDOROさんに、一から土方像を制作していただきました。今にも動き出して人を斬りそうな迫力ある造形です。装幀では見えづらいかもしれませんが、表情はもちろん衣装や刀といった細部までこだわり抜いて仕上げていただいています。全身像は上巻の口絵でご覧いただけます。
そんな土方を正面と背面の両方から撮影し、上下巻に配置。その間に愛刀・和泉守兼定を。全体的に赤と黒で構成された紙面に、白抜きのタイトルが印象的に浮かび上がります。