ジャンル|イラスト・ミステリー・サスペンス

頭の中の昏い唄 異色短篇傑作シリーズ

生島治郎 著、日下三蔵 編 (竹書房)

装画は佳嶋さん。
既刊とは、絵と白場のスペースを入れ替えるフォーマットをご提案。佳嶋さんはイレギュラーな提案を快く受け入れて、かなり詳細な寸法指定の中で装画を仕上げてくださいました。生島作品のハードボイルド的な印象や、本シリーズに共通する「目」のイメージからの連想で、トゲトゲしており睫毛のようにも見えるアザミの花をモチーフに使王というのは、佳嶋さんからのご提案。美しくも不気味なビジュアルとして昇華していただきました。
デザイン的には、実は「枠を使う」というよりは「余白の面積をどこまで広く保てるか」ということを試しています。