装画は高橋由季さん。
あらかじめ決まっていた衝撃的な帯ネームを活かして、想定読者対象の中学生以上の若者に訴求するためには、装幀はどんなビジュアルがいいのか考え抜きました。
その結果、いかにも自衛隊らしい武器などの写真を使うのではなく、一見ミスマッチにも思える柔らかい印象のイラストを採用することに決定。全体的にポップな印象に仕上げることで、「日常に戦場が溶け込んでいる」異様さを意識しました。
吹き出しにセリフを入れること、放射線や擬音を重ねることで、戦争ものや自衛官が主人公の漫画のカバーのようなイメージを目指しました。