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水木しげる漫画大全集 ゲゲゲの鬼太郎 1

水木しげる (講談社)

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『水木しげる漫画大全集』記念すべき第一回配本の一冊。
京極夏彦先生監修、水木プロ公認で、水木しげる先生もたいへんたのしみにされているという期待のプロジェクトです。
弊社は、京極先生はじめ編集委員のみなさんの意向を汲んでデザインを担当する実動部隊として関わらせていただいています。

装幀は、格調高く書籍的な印象になるようにまとめました。
当初、店頭効果を狙ったもの、コミック風のもの、レトロな雰囲気のものなど、様々なパターンを検討しましたが、全集ということもありこちらの案が採用となりました。
マットな質感に金の箔を使うことで高級感を演出しています。
イラストは、編集委員会によるセレクト。
大量の絵を並べての話し合いの結果決まったものを使用しています。
この鬼太郎は、水木先生が何度もお描きになっているお気に入り?のポーズ。

また、背にもこだわりが。
タイトルに金箔を使い、表1と同じ絵柄を掲載。
これは、束が厚い本だからこそできる処理です。
通巻番号も背で揃うようになっており、番号順に並べたいという気持ちをかきたて、コレクター魂をくすぐる仕様となっております。
並んだときのビジョンを強く意識したデザインです。
実は、パンフレットに第1期配本予定のすべての本のカバー背表紙が掲載されております。
こちらは京極先生の手によるもの。
必見です。

水木作品は、ひとつの原稿がさまざまな媒体に掲載され、何パターンもの単行本が出版されていますが、その過程で、本来あったアミ点の質が劣化していることを、京極先生は残念に思われていました。
それを受けて、今回の全集では現代の技術でできることは極力やろうという方針を固め、原稿にデジタルリマスター処理を施すことに。
その中でも特に難易度の高い作業は、京極先生ご自身が担当されました。
アミ点が劣化しているページは、データ上で一度アミ点を消去して、新たに塗り直しています。
また、2色ページも本来の原稿をたどってあらためて塗り直しました。
あきらかに修正が必要な箇所も、水木プロダクションの確認を取って作業を進行しました。
「ゲゲゲの鬼太郎」では、ほぼすべてのページに塗り処理が必要となりました。
こちらの作業は、弊社の節丸が担当いたしました。
巻末には髙橋留美子さんによる解説も掲載。

書体については、テキストをうち直し、新たに現状でベストと思われるものを吟味・採用しました。
活版時代の雰囲気を再現するようなフォントを設定し、全集の基本フォントとして運用していきます。

全集にはつきものの月報(茂鐡新報)のデザインも担当しております。
用紙はいい意味での経年変化を狙って、アドニスラフを採用。
各巻でそれぞれ内容の違う茂鐡新報には、現在の水木先生のインタビュー、すべての収録作の解説などが掲載。
解説は、作品が描かれた当時の時代背景や逸話・裏話など、作品への親近感が増すコンパクトなガイドになっています。
最終的には、たいへん密度の高いアーカイブになること間違いなしです。



追記:売れ行き好調につき重版とのことです!
 

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